【コラム】小樽市で起業するならどこがいい??目的別に選べる注目の5エリアを解説!!

※本コラムは、令和7年7月19日時点の情報をもとに作成されております。
「どこに店舗や事務所を置くべきか」、創業時に最も頭を悩ませるポイントの一つですよね??
特に、今住んでいる地域を離れ、地方での起業に挑戦したい方は、できる限り情報収集し、適切なエリアを選択したいと思うものです。
事業の拠点の選択は、その後の事業展開に大きく影響します。
本コラムでは、小樽市での起業を検討されている方に向けて、業種やターゲットに応じて最適なエリアを選べるように、五つの注目エリアを、ご紹介いたします。
目次
【注目👀】稲穂エリア|オールラウンドな業種に対応可能!小樽の中心地!!
「小樽の玄関口」であるJR小樽駅周辺に広がる稲穂エリアは、観光客と通勤、通学の人々が交差するにぎわいのあるエリアです。
そのため、スーパーマーケットや商店街などの地元の人たちの生活を支える店舗と、小樽の名産品を取り扱った店舗やビジネスホテルをはじめとした宿泊施設など観光客をターゲットとした店舗が入り混じったエリアになっています。
また、日本政策金融公庫や各地銀といった金融機関や、商工会議所や士業事務所など経営に係る相談ができる機関が集中しているため、資金調達や経営相談などがしやすい立地でもあり、オフィス街としての側面もあります。
その他にも、法務局、市役所、警察署などの公的機関にもアクセスしやすい立地でもあります。
このような特徴から、飲食、サービス業からオフィス系まで幅広く展開可能なエリアです。
おすすめの業態
メリット

様々な目的で多くの人たちが訪れるエリアのため、比較的集客がしやすい立地にあるかと思います。
また、小樽市の中心地であるため、将来的な再開発にも期待ができます。
花園エリア|ディープなローカルファンを獲得!小樽の歓楽街!!
花園エリアは「小樽の歓楽街」として知られ、夜営業のバー、居酒屋、スナックが多いのが特徴です。
独特の昭和的情緒を活かし、個人店・隠れ家系の業態が映えるエリアです。
また、市役所があるのがこの花園エリアであり、前述の稲穂エリアとも隣接しているため、公的機関や金融機関にもアクセスしやすい立地となっています。
このような特徴から、観光地として有名な小樽市の中でも、主に地元の人たちに支持されているエリアのため、地域に根差した事業を考えている方にお勧めのエリアです。
おすすめの業態
メリット

地元の人たちに支持されている花園エリアは、大手では出しにくい業態が強みを発揮するエリアです。観光地のイメージが強い小樽市の中でも独自の雰囲気を持つエリアですので、SNS発信との相性も抜群です!
小樽運河周辺エリア|集客力バツグン!観光ビジネスの最前線!!
堺町、港町、色内といった小樽運河沿いの歴史的建造物が並ぶエリアは、小樽市を代表する観光スポットです。
国内外からの観光客で年間を通してにぎわいがあり、特に雑貨、飲食などの店舗は高い集客力が期待できます。
また、近年は、商品やサービスの購入を決めるときに、体験や経験の価値を重視する「コト消費」が注目されているので、体験型の店舗にとっても高い集客力が期待できるエリアです。
おすすめの業態
メリット

やはり、小樽と言ったら「小樽運河」ですね。国内外問わず知名度は抜群のエリアですが、そのため周辺には魅力的な店舗がたくさんある激戦区になっていますので、他店と差別化できるように、創業前にはしっかりと事業計画を練りましょう!
【注目👀】築港エリア|郊外型でファミリー層の集客を狙う!ウエルネスタウン構想によるにぎわいの創出にも期待!!
築港エリアは、大型複合施設「ウイングベイ小樽」を中心に展開するエリアです。
「ウイングベイ小樽」は、駐車場が完備されているため、車で訪れるファミリー層を対象とした店舗の出店に適しています。
小樽市外から車で訪れる場合は、札樽自動車道「小樽IC」から約5分で着くため、札幌圏からの来客も一定数見込まれます。
また、ウイングベイ小樽は現在、市民が健康で暮らせる環境を創るためのウエルネスタウン構想を進めており、令和6年12月には、小樽市保健所やこども家庭センター、令和7年4月には勤労女性センターなどの施設が、ウイングベイ小樽に移転されました。
このことから、従来のファミリー層のほかにも、健康に関心のある層が今後増えていくことが予想されますので、フィットネス系の事業を考えている方にもお勧めです。
その他にも、イベント会場としても頻繁に利用されていますので、イベントの企画立案・実施運営に携わる事業なども面白いかもしれません。
おすすめの業態
メリット

近年、にぎわいを失いつつあったウイングベイ小樽ですが、ウエルネスタウン構想によって、新たな人流の創出が期待できそうですね!
銭函エリア|札幌圏とのアクセス抜群!自然と利便性のバランスがとれた起業の拠点!!
小樽市の東端に位置する銭函エリアは、JRで札幌市まで約30分という立地でありながら、美しい海を臨む、自然と利便性のバランスが取れた、起業の拠点として魅力的な場所です。
このような立地から、近年は、地方移住やテレワークを希望する人に注目されており、カフェなどのおしゃれな店舗も増えてきています。
おたるドリームビーチや銭函海水浴場は、地元の人のみならず、札幌圏をはじめとした北海道内の多くの人たちに親しまれており、夏には多くの人たちが訪れます。
おすすめの業態
メリット

市内に5か所の海水浴場を持ち、街のいたるところから海を臨める小樽市ですが、中でも銭函エリアは、札幌圏からの好アクセスにより多くの人たちに支持されています。
その他小樽市での起業時に知っておきたいこと。
小樽市の「創業支援補助金」で資金調達!
小樽市は、市内で新たに創業する方に対し、その創業などに要する経費の一部を補助する「創業支援補助金」(外部サイト)を行っています。
市内に店舗、事務所などを設置し、新たに創業する方で、小樽市が定める要件を満たす方は、この補助金を活用すると、創業後に係る事務所、店舗などの賃借料や、内外装工事費の補助を受けることができます。

創業時は、何かと費用がかかるものですので、ぜひご検討ください。
★小樽市の「創業支援補助金」の詳細は、こちら(外部サイト)からご確認いただけます。
「おたる移住起業マップ」で移住起業者同士のつながりを確保!
「おたる移住起業者マップ」(外部サイト)は、小樽市へ移住してきた方たちのつながりを促進することや、これから小樽へ移住を検討される方に小樽市での暮らしの参考にしていただくことを目的に、小樽商工会議所が作成しているものです。
実際に市外から小樽市へ移住し、起業した方たちの目線で、街の魅力や実際に移住してみて良かった点、これから小樽市への移住を検討されている方へのアドバイスなどが掲載されていますので、地方移住を考えている方は、ぜひ一度覗いてみていただけると幸いです。

マップを通じて、新しいビジネスが生まれるかもしれませんよ!
★「おたる移住起業者マップ」は、こちら(外部サイト)からご確認いただけます。
まとめ
いかがだったでしょうか?
今回は、これから小樽市に拠点を置いて起業される方向けに「目的別に選べる注目の5エリア」をご紹介いたしました。
小樽市は、観光地としてのイメージだけでは語れない多様なエリア特性とビジネスニーズを持つ街です。
エリアによって、「観光に強い。」、「地域に根差す。」、「札幌圏とのつながりやすさ」、「豊かな自然」などの異なる強みがあります。
事業の拠点の選択は、その後の事業展開に大きく影響します。
本コラムが、皆様の事業の最適なエリア選択の一助となれば幸いです。
また、地方での起業を考えている方が、本コラムを見て、小樽市での起業を選択肢に入れていただけると嬉しいです。
最後までご覧いただきありがとうございました。

行政書士事務所 稲穂ONEでは、会社設立に係る定款の作成から認証までの手続のサポート業務、著作権登録申請サポート、契約書の原案作成・修正サポート業務などを行っております。
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〒047-0032 北海道小樽市稲穂1丁目12-1 マリンシティ101号室 行政書士事務所 稲穂ONE TEL:070-9146-6548 ご依頼・お問合せはこちら 行政書士 佐藤 千峰 |
投稿者プロフィール
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職業:行政書士
経歴:平成30年4月から令和6年12月まで地方公務員として勤務。主に、住民税の賦課業務、例規および重要文書の審査業務などに従事。令和7年5月に行政書士事務所を開業
取扱業務:会社設立サポート、契約書の作成・修正など
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